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2015年 2月 26日 大学における学問的生活において制御すべき五つの事項

 みなさまこんばんは。東京大学教養学部文科二類の村山です。さて、本日は二月二十六日です。現代社会に暮らす多くの方々はここで「ああ、六十九年前の今日二・二六事件があったのか」と思うわけですが、受験生の方々にとってはもう一つ重要な意味を持った日であったことでしょう。そうです。国立大学受験者の皆様、お疲れ様でした。あとは後期試験を残すのみですね。まあ後期試験に向けての勉強は大学生活に向けた準備的な意味の方が強めな気がするのでメンタリティ的には既に大学生です。
 だが、ここで皆さんには一つ懸案事項があることだろう。大学生になると堕落する」という言説は巷でよくささやかれていることである。しかし大学に行くのであればやはり学問を修めたいというのが大多数の意見であろう。そこで、受験生がその生活の中で養った自己制御の技術のうち、これだけ覚えていれば今後の身を助けることになるだろうと思われるものを五つあげてみることにする。

1.時間
 受験生の多くは時間を濃密に過ごす技術を身に付けているはずであるが、多くの場合それは既に潜在化されてしまっている。これは無論そのことに苦を感じることなく過ごすことができるという良い点があるが、一方で悪い点もある。潜在化しているがゆえに、それが変化したとしても多くの場合気づくことができないのだ。無駄な時間、というものは存在しないが、ある目的のために時間を捻出しようとした時にうまくいかないことがあるかもしれない。その時はもう少し深く二十四時間という領域を探索してほしい。きっとそこには多くの潜在的な財産が眠っていることだろう。
 また、本題から外れるが、大学生にとって注意してほしい二つの「時間」がある。それは空きコマと終業時間だ。どちらも大学に入ってから変化する時間であり、扱い方を心得ておく必要がある。それほど難しいことではない。気づきがいるだけだ。まず空きコマとは授業時間と授業時間の間に空き時間が入ることだ。大学では授業時間は自ら決めることになるので、二限と四限があって三限が無いということはよく起こりうる。これは新しい概念に思えるが、実際には多くの受験生は既に体験したことがあるはずだ。予備校で似たような時間割であったことはないだろうか。または中学や高校で急な自習時間というものがなかっただろうか(これはむしろ休講に近い)。それらと似たような使い方をすればよい。友人と歓談するのも良いが本を読んだりして過ごしても良いだろう。まずはパニックにならず今までの似たことと類比して好きな使い方をしてほしい。次に就業時間であるが、こちらはもっと簡単だ。大学において五時間目が終わるのは十八時を過ぎる、という事にさえ気を付けておけばよい。これはただの数字の問題ではない。多くの高等学校ではすべての授業は概ね三時過ぎに終わっていたはずだ。しかし大学では一つの授業が九十分以上であるが故に、一日五コマの授業があるとそれが終わるころには十八時を過ぎている。つまり授業後の活動時間が三時間減るということだ。これらのことはサークルを決めるときや夜に出かける予定を組むときに特に気を付けてもらいたい。ここに気が付かないと結果的にすべての生活が三時間後ろに押されてしまうことになるからだ。

2.環境

 環境というものは人間の行動を決めるのに大きな影響を与えることは様々な研究によって示されている。受験生は自室や予備校に行くことによってこの環境をコントロールしていたが、大学ではこの役割は主に図書館が担っていることが多いだろう。書籍のほか多くの論文にもアクセスできる環境であり大変有用であるがその環境を学生が十分活用するにはある程度の知識が必要となる。多くの大学図書館は新年度にツアー等を開催しているので授業内で参加することが義務付けられていない場合は自ら積極的に参加すると良いだろう。

3.記憶

 大学での学問は思考力が必要になるというのは良く言われていることだ。しかし、そのような言説に多く触れる中でいくらかの大学生には思考にはその土台となる知識が必要であるということを忘れてしまう。授業を受けたり本などを読んだりしても理解が進まないという場合、用語や記号の意味が記憶されていないのではないだろうか。また論理的な操作が積み重なると理解の枠を超えてしまう場合、汎用的な論理操作をしっかり復唱できるであろうか。学期の半ば頃になった時に、これらのことを思い返すと今まで気づかなかった発見があるかもしれない。

4.先制攻撃

 高校の授業を思い出してもらいたい。数学の授業だ。世界史でも良い。概念や知識、すなわち用語の意味を説明された後、その用語を用いる形で授業が高速で進み、理解が追いつかなかったという経験はないだろうか。これは教え方としては良くないのだが、実際大学においても起こりうることだ。特に新たな分野の学問を学ぶ場合に起きやすい。その中で我々にできる対策は、その概念や知識を先に仕入れておくということだ。幸い基礎的な部分について解説された入門書、またはそれよりも平易なタイトルのついた書籍は、そこまで理解するのは難しくはない。平易に書かれていることで知識に正しくない部分が混じることを恐れることはない。それらはいずれ授業で必ず訂正されるからだ。このような本を読んでおくことで実用的な面だけでなく精神的な部分でも随分と楽になるだろう。

5.分析

 これについては小手先のテクニックであるが、ゆえに使うことを躊躇する学生も多いため改めてここに書いておく。期末試験のことだ。期末試験において過去の問題を入手して対策をとることは悪いことではない。現に多くの受験生はそのようにして入学試験を突破してきたはずだ。過去の問題を利用して楽をすることで知識が本当に定着しているかを測ることができているのかを不安に思う学生もいるだろうが、それは決して楽をしているわけではない。同じ問題が出るわけではないのだ。似たような問題が出るとしても、それを分析してそこに対策することは講師が本当に伝えたいと思っている部分についての理解を深めようとすることに他ならない。よって、入手できた過去問はしっかりと利用するべきであるし、過去問が入手できるのであったら入手すべきである。

 

 以上五つのことを常に念頭に置いていれば、大学生活の公的な部分においては非常に充実した時間を過ごすことができるだろう。これから大学生になる読者の諸君には、公的な部分だけに追い立てられて苦しむことなく、公私ともに充実した大学生活を送れることを祈っています。

 

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2015年 2月 24日 努力は力になる(野﨑)

 早稲田大学-先進理工学部-応用物理学科1年の野崎です。

 

 

とうとうですね。

 

明日、国立大学前期試験を迎えます。

 

受験生のみなさんはいままでやってきたことを

出しきれるよう全力を尽くすのみかと思います。

不安なことも多いかもしれませんが、

最後まで諦めずに勉強を続けてください。

努力して身に付けたことは、きっと皆さんの力になるはずです。

 

 

少し自分の話をさせてください。

 

僕は「自分の視野を広げる」ために大学に入りました。

 

そして、実際に1年を振り返ってみると色々なことを経験し、学びを得ることができました。

 

受験生時代では考えもしなかった環境活動に力を入れたり、

様々なイベントに参加することでいろんな人と出会ったり、

今まで考えていた将来の方向性が変わったり…

 

みなさんは過去を振り返ってどうでしたか?

 

受験生のみなさん、

今までの過去の自分のやってきたことを披露する時です。

 

これからもう1年チャレンジしようというみなさん、

これからの勉強で将来の自分が満足できるように努力する時です。

 

 

自分から何かを求めていけば、

努力して何かを成し遂げようとすれば、

必ず得られるものがあると思います。

 

 

担任助手 野崎悠

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2015年 2月 23日 本科で得られるもの(中井)

皆さんこんにちは!

 
担任助手の中井です。
 
さて、2014年度入試も大詰めとなってきました。
 
新宿校本科生も、本番で良いパフォーマンスができるように
日々全力投球で勉強に取り組んでいます。
 
 
この1年で得られる事は大きいです。
 
「憧れの大学入学のチケット」はもちろん、「学力」も「自分の将来の目標・夢」なども。
 
そしてもう一つ得られる大きなものがあります。
 
それは『やり抜いた経験』です。
 
1年間浪人生活をやり抜くことは、とても大変な事です。
途中で挫折してしまう人も少なくありません。
 
そんな中、夢・目標に向けて勉強をやり抜いた経験は、
大学は行った後も、さらにその先でも役立つと考えています。
 
事実大学4年生の私も、大学入学後、
本科で『やり抜いた経験』が役立つ場面が沢山ありました。
心身ともに大変な1年間をやり抜けた自分なら、
今目の前にある壁・課題も乗り越えられるという自信を持つ事が出来ました。
そして乗り越える事が出来ました。
 
2014年度本科生としてやり抜いた皆さんは、この1年間の経験を大切に思い、
誇らしく思っていただければと思います。
そして大学でさらなる成長をしていただければ嬉しいです。
 
そして、2015年、もう一度浪人生として受験に再チャレンジしようと思っている皆さんへ。
是非やり抜いてください。
夢・目標に向けて頑張りましょう。
 
そしてそして、東進ハイスクール新宿校は、チャレンジするあなたに
最高の環境を提供します。
 
やり抜ける環境です。
 
沢山のものが得られる挑戦にしていきましょう!
 
 
 
新宿校担任助手 中井 大輔
 

 

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2015年 2月 21日 1年前の浪人を振り返って(吉川)

こんにちは、担任助手の吉川みのりです♪

 

いつのまにか2月も終盤。

大学の学期末試験に追われていたらこんな時期になっていました。笑

 

 

国公立大学の二次試験まであと4日!!!

 

受験生の中には入試が終わって結果を待っている人

まだ国立の二次試験に向けて努力を続けている人、さまざまだと思います。

 

自分も1年前は第一志望校である東京外大の二次試験に向けて勉強していたんですね。

懐かしい。笑

もう大学1年生が終わろうとしています!楽しかった~~~(*^^)v

 

何度も泣いて、何度も勉強が嫌になって…

それでも最後まで外大二次試験のその日まで必死になって勉強した浪人時代からもう1年。

だからこそ、今がこんなに楽しいんだなって心から思えます。

 

浪人は決してマイナスではないです。

大学生になったら、1年間頑張った自分を褒めてあげてください!

 

 

 

 

さて、みなさんは大学生になって何をしたいですか?

 

専門的な勉強?サークル?バイト?恋愛?旅行?etc

人それぞれやりたいことが違っていいんです!

わたしは、サークルに入っていません。

いろいろな人から「なぜ入らないのか、入ればいいのに」と言われました。

でも、ほかに楽しいことはたくさんあったし、友達もたくさんいます!

「正しい大学生活の過ごし方」なんてないんです!

浪人したからみんなより1つ年上とか考えなくていいんです!

浪人の1年間で考えたことを実現してください!

 

 

わたしは大学生になるまで海外に行ったことがありませんでした。

でも、将来は世界に飛び出したい。

「じゃあ大学生のうちにたくさん海外に行こう!」

浪人時代に立てた目標の1つがこれです。

例え短期間であっても、自分の目で見て、肌で感じる外国は多くの物を与えてくれます。

 

 

来年はバングラデシュに1年間留学をします。

旅行ではなく、勉強をしに行くのですから、また別の何かを学べるはず!

 

 

みなさんも自分らしい素敵な大学生活を送ってくださいね♪

 

新宿校担任助手 吉川みのり

 

 

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2015年 2月 19日 残された時間の使い方(中村)

みなさんお久しぶりです。

担任助手一年、東京大学文科Ⅱ類の中村真です。

 

国立二次もとうとう一週間切りましたね。みなさん最後の最後まで計画立ててやっているでしょうか?

そこで今回はいかに最後まで時間をうまく使うかということについて書きたいと思います。

 

一週間前とはいっても「これもやらなきゃ、あれもやらなきゃ」といった状況に陥ってしまう人が多いかと思います。

実際、去年の自分はそうでした。

しかしここで闇雲に勉強してしまうと「ただ勉強した」という感触だけ残ってあまり進歩していないというのもしばしばです。

ですから勉強するときに

「今からどれをやれば一番本番の点数が伸びるのか」

ということを念頭に置いて勉強してもらいたいのです。

そうすれば残された一週間という短い時間を有意義に使うことができるかと思います。

例えば、世界史の一問一答を確実にするだとか、リスニングで高得点をとれるように聞き込むだとか、人によって様々だとは思いますがそういういうことを考えて勉強してもらいたいのです。

 

最後の本番まであとわずかというこの期間は一年で一番辛くて苦しいものだと思います。

そして逃げようと思えば逃げられてしまうというのがなお苦しいところだと思います。

しかし第一志望合格という目標はその苦しみを越えていかなければ達成しえないものでしょう。

 

最後の最後まで悔いの残らないように頑張ってください。

新宿校大学受験本科 担任助手1年 中村真

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