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2014年 12月 20日 師父の復習
こんばんは。担任助手の村山です。早いもので十二月になりましたがこちらも意外と早く次の記事を執筆する順番が回ってきました。どうも前回の記事を見てブログの実質的管理人の方が拾い上げてくださったみたいでありがたい限りです。確認はとっていませんがまあたぶんそういうことでしょう。
さて、期待して頂けるのは大変光栄なことなのですが、期間が短かったせいで若干の準備不足です。ということでまずは卑近なお話から。そろそろ東進生にとっては冬の風物詩の「アレ」が公開される頃ですね。アレですアレ。「受験生へのメッセージ」。正確な名前は忘れましたが、講師の方々が映像でメッセージを送って下さる学力POSの上の方に出てくるアレです。ぜひ良いものなので見てみて下さい。
五人ぐらい見たあたりで相互の内容に矛盾が発生するはずです。
考えてみれば当たり前のことで、それぞれの先生方はそれぞれの経験やデータに基づき、対象とする生徒に合わせてアドバイスを行います。このような状況下では同じ内容を伝える場合においても切り取り方が異なり強調する点が異なっていれば些末な部分(すなわち実際にどのように行動するか)において矛盾は生じ得ますし、相手に合わせればその相手ごとに伝えるべき内容や促すべき行動が異なることは珍しくありません。
が、実際に行動する「自分」は一人しか存在しないため、矛盾を矛盾のまま実行することはできません。つまり、最後は自らの行動は自ら選択しなければならない、ということになります。ここにおいて師匠たる講師の弟子であった受験生は独り立ちし、自らの力で戦いに臨むことになる。それを意図して東進はあの相互に異なる意見が述べられるメッセージ群全てを受講生ならだれでも見られるような形で置いているのです。たぶん。確認はとってませんけど。
とまあ激励映像に関して勝手な議論を展開してまいりましたが、大学とは自力救済の地です。やられたらやり返……の方ではなく、自らの力で自らを支え上げなければならない、ということになっています。ので、たまにはこういうことを考えてみても良いのではないでしょうか。試験が近いからといって無駄な思考を排除する必要はないのですよ。
それではみなさま、良いお年を。
担任助手 村山