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2014年 10月 13日 三枝のぼやき①~教養を身につけるということ~
どうもこんにちは!最近皆さんにたくさんあえてうれしいです。担任助手の三枝です!
台風接近中ですね。先週こうしてブログを更新しているときも、台風が来ていたような気がします。三枝がブログを更新すると台風が来るんですかね。(嵐を呼ぶ男・三枝 と呼んでください。)
さぁ!突然ですが皆さんにクイズです!!!
Q.1 アフリカの人々を支援する目的で歌われた「we are the world」で、多くのアーティストを集め企画を率先したのはライオネル・リッチ―ともう一人誰?
Q.2 「神の手」で有名な元アルゼンチン代表のサッカー選手は?
Q.3 映画『男はつらいよ』シリーズで、主人公・車寅次郎を演じ国民栄誉賞を受賞した俳優は?
Q.4 アウシュビッツはどこの国にある?
Q.5 ノーベル賞の授賞式が行われる国はどこ?
Q.6 体育の日はもともと何日で、なにが行われた日?
Q.7 『砂の器』『ゼロの焦点』で知られる作家は?
Q.8 「中東の狂犬」と呼ばれ長くリビアの独裁者として君臨した人物は?
Q.9 「狐の嫁入り」これはどんな気候現象をあらわしたもの?
Q.10 『不都合な真実』を著しノーベル平和賞を受賞したアメリカの元副大統領は?
さぁさぁ、どうですかね。何問出来ましたか?
5問以下の人は反省してください。地球市民としての常識問題もありますよ。
なぜこんな問題を出したのか。
三枝は担任助手を初めて3年目になります。3年間の間で約50~60人の生徒に対してグループ面談を行ってきました。そのなかで思わされることを川柳にすると
「高校生 知らないことが 多すぎる」(三枝・心の俳句)
現役生と話していると本当に驚かされます。彼らの手にかかると、村上春樹がなんと明治の文豪になってしまうんですよ!
なかでも一番驚いたのが、理系の生徒と話しているときでした。
三枝:「アウシュビッツってどこにあるか知ってる?」
Sくん:「えーっと、たしかアメリカの・・・」
(´-ω-`)=3
正直驚きや、呆れるを通り越して、ため息がでました。
「受験に出ないから!」
その一言で、文系の人が質量保存の法則を、理系の人が大政奉還が行われた場所を、日本史選択の人がフロイトを知らないということがあっていいのでしょうか!?
冒頭のQ1~Q10がもし、今年の早稲田大学の入試問題に出たら、赤本の解説には「教科書や参考書には書かれていない超難問。」とかかれてしまうのでしょうか!?
近年グローバル化が叫ばれ、英語を積極的に学ぶ人が増えています。しかしこのままでは、「世界と肩を並べるために英語を学んだのに、英語が話せるが故に無知が露呈してバカにされる」という逆説的現象が起きてしまいますよ!!!
これはとても悲しいことです。
受験にでない、学校でならわない!とはいうものの、教養とは「学校ではならわない知識」のことです。
Q.「そんなこと憶えて、社会に出てから何の意味があるんだよ!?」
A.「そんなことも覚えようとしないお前が社会に出て、何の価値があるんだよ!?」
A.「10年に1度しか使わない知識が10個あれば1年に1回使う知識になり、1年に1度しか知らない知識を365個集めれば毎日使う知識になる」のです。
「自分には関係ない」という知識であっても、それを知ることでアンテナが張り巡らされ、さらに別の知識を自分のものにすることができ、そうしていろいろなことを自分の身にしていけば、自分の中の世界がどんどん広がっていくのだと思います。
しかしながら、一つでも自分の身にすることを放棄すれば、その先にある無限の知識を自分のものにすることを放棄することになるのです。
偉そうなこと言っておいて三枝は非常識人間・無教養人間(おまけに不器用)ですから、そう信じてなるべくたくさんの、ほんのささいな話でもできるだけ身につけようと努力しています。
日常における耳学問
大学の先生の口癖ですが、これぞ真理ですね。
あ、ちなみに冒頭のクイズの答えは自分で調べてくださいね。そして、ほとんど地球市民としての常識ですから知っといてください。
長くなりましたが、本日はこれで!(^ω^)
(誹謗・中傷がないかぎり、「三枝のぼやき②」があるかもしれません。おたのしみに(^^))